長崎ぶらぶら・・・観光客が行かない長崎

長崎市内にあるお寺や神社さらには公園と市場・・・メインは「長崎四国八十八ヶ所霊場」の紹介です

郷くんち

中尾くんち・「中尾獅子浮立と唐子踊」

矢上くんちに参加している東東長崎の地区は八つあるのですがその中で毎年地元でもくんちを行なっているのは田中町・中尾地区の「中尾くんち」のみで毎年9月15日に行なわれます
矢上くんちに参加する年は参加者の応援を募り総勢200人を越える大人数で「中尾獅子浮立と唐子踊」を演じるのですがそれ以外のときは地元の人のみで行なうそうです・・・矢上くんちでの奉納は以前見ましたから「中尾くんち」での様子を見に行ってきました

当日は朝から大山神社での奉納を皮切りに地区内にある神社7ヶ所ほどを回るという話でしたが途中の山神社で「中尾獅子浮立と唐子踊」を見ることが出来るそうです(途中の様子は「正しい休日の過ごし方」の記事をどうぞ)

中尾くんち03
ここが「山神社」です

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みんな揃って参拝した後に

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薄縁(うすべり)を敷き牡丹をあしらった大太鼓を設置しますがここは道路端なのでこの後も車が何台も通りました

中尾くんち04
まずは締め太鼓と笛の演奏ですがこれは聞きほれました(^^)

中尾くんち04-4
続いては小さな子供たちによるコミカルな唐子踊が演じられます

中尾くんち04-6
子供たちが退場すると獅子が登場しますがこれは子供が演じる「仔獅子」です

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でも太鼓に合わせてなかなか上手に演じていました

中尾くんち05-2
続いて鉦の演奏が入り月の輪が始まりましたが演じるのは小学生でした

中尾くんち05-3
唐子踊とは太鼓や笛の人たちも入れ替わります

中尾くんち05-4

中尾くんち05-5
大太鼓の演者は大きい子に代わり月の輪の子供たちはアクロバティックな所作を演じていました

中尾くんち06-1
続いて玉使いと親獅子が登場

中尾くんち06-4
玉使いの子供たちも頑張っています(^^)

中尾くんち06-6
最終的には2匹の親獅子と仔獅子が揃っての演技を見せてくれました

矢上くんちに奉納するときと違って「ささら」「笠踊」など浮立は少ないですし獅子の数も少ないのですがやはり地元に密着した民俗芸能といった感じで見飽きませんでしたね

福田天満宮で「福田くんち」

開催場所:福田天満宮・・長崎市福田本町1211あたり
開 催 日 :10月25日(固定)雨天の場合は不明

福田にある福田天満宮では祀ってある菅原道真公の命日とされる25日にちなんで毎年10月25日に福田くんちが行なわれます

福田くんち05
参道は長い階段を上がらなきゃいけませんが駐車場から行くとずっと楽に行けます

福田くんち04
午前中は神事が執り行われていました

福田くんち01
午後からお神輿巡幸が始まりますがお旅所が数ヶ所設置されているのでそこを巡ります

福田くんち01-2
神事が終わった後の拝殿の様子です

福田くんち02-2
お神輿は地元の中学生が担ぎますがこちらは女の子が担当していて

福田くんち02-3
こちらは男子生徒が担ぎます

福田くんち02-4
神主さんを先頭に福田の街中を巡幸しますが警察官も付いてかなり大掛かりな行列になっていますね

福田くんち03
ここが最初のお旅所である「大浜公民館」横の公園です

福田くんち03-2
お神輿も無事に安置された後に

福田くんち04
神事が行われます

福田くんち05-3
その後「舞姫」による舞が奉納されますが中学生とは思えないですね(^^)

福田くんち06-1
餅撒きならぬ餅配りがありましたし

福田くんち06-4
お神酒も配られます

福田くんち03-4
船もありますがこれは小物入れとして使われるだけで回ったりはしないそうです^^;

この後お神輿は福田の町内を庭先回りで回るという小さいけど歴史があり地元に密着した「くんち」です

土井首・大山祇神社「土井首くんち」

開催場所:大山祇神社・・長崎市三和町160あたり
開 催 日 :11月3日(固定)雨天の場合は不明

毎年11月3日には長崎の南部ではあちこちで「郷くんち」が行われるのですが土井首三和町(さんわまち)にある大山祇(おおやまづみ)神社でも「土井首くんち」が行われます

土井首01
国道499号線から鹿尾ダムに行く道に入ると200mくらい先にあります・・・2001年に再建されたそうで立派な建物ですが普段は人気もあまりない神社です

土井首くんち04
でも11月3日の「土井首くんち」の日には拝殿も飾り付けられ

土井首くんち04-2
中もきれいになっています

土井首くんち03
子供達も次々に参拝に訪れ

土井首くんち01
拝殿前の広場には出店もいろいろ並んでいます

土井首くんち02
普段は閉まっているのですが常設のステージがあり

土井首くんち05-2
地元の婦人会の人などによる舞踊の奉納などもあります

土井首くんち02
でもここでの一番人気は隣の「竿浦くんち」の奉納踊りである「竿浦・江川浮立」の特別参加です・・・この日は朝から竿浦・末石町にある大山祇神社での奉納が済んだ後に土井首くんちにやってくるみたいです
やはりちょっと山の中にあり人も訪れにくい「竿浦大山祇神社」よりこっちのほうが広いし観客も多いから参加しているのでしょうか

土井首くんち02-4
太鼓の演舞があり続いてひょっとこのお面を着けた子供が太鼓の上で舞いますがこれがこの浮立の特徴ですね

土井首くんち03-2

土井首くんち03-3
その後にメインの鬼の面を被った男性の舞です
ここの浮立は元々は「本浮立」として大名行列をやっていたみたいですが現在では囃し方とこの舞のみが残っているそうです

土井首くんち03
囃し方の据太鼓は女の子が担当しています(^^)

神の島・池乃神社で「神の島くんち」

開催場所:池乃神社(池神社)・・長崎市神ノ島1丁目210あたり
開 催 日 :9月23日(固定)雨天の場合は不明

ネットで「神の島くんち」を検索しても全くヒットしないので実際に行われているのか判らなく、調べに来たのは今年の初めでしたが9月23日に間違いなく行なわれているのが確認できたので当日行ってきました

神の島くんち01
予定表に午前10時開始とあったので10時前に来たら神社近くのバス停には幟が立っていました

神の島くんち01-2
これが神の島唯一の神社である「池乃神社」ですが検索しても山口広助さんのサイトとこのブログしかヒットしないのは何故でしょうね

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神社の前にはブルーシートが敷かれ準備万端です

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神事が始まる前の拝殿の様子ですがお供えが多いですね

神の島くんち02-3
今年のスケジュールも貼っています

神の島くんち01-4
以前訪れた時には全く気付かなかったのですが神社の横に土俵が作られていました(゜o゜)
話を聞くと子供相撲が行なわれるそうです

神の島くんち02-2
神社前の一角に受付が設けられていましたが地元の人が三々五々集まっていました・・・子供連れの人に「久しぶりね」という声を掛けているのを何度も聞きましたから、他所に嫁いで行った女性が子供を連れて親が住んでいる神の島に「くんち」があるから帰って来たのでしょうね

神の島くんち02
受付の方に「神の島くんち」の行事表を頂いたので流れが判り助かりました(^^)

神の島くんち02-4
この小さい子供も奉納踊の剣舞に参加するみたいですね

神の島くんち03-2
午前10時に時間通り神主さんの祝詞から「くんち」がスタートですがこれが「修抜(しゅばつ)」というのだとは上の行事表で初めて知りました^^;

神の島くんち03-4
「神楽奉納」で巫女さんが踊りを舞いましたがこんな格好をするとすごく大人びて見えますね

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「玉串奉奠」などの神事がありそれが終了すると

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神の島くんち04-4
太鼓と巫女さんが拝殿前に下りてきて再び神楽の奉納を行ないました

神の島くんち05-2
この後奉納踊りがいろいろと始まりましたがお神輿巡幸は無いという話だったので私はここで切り上げました

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地元以外の人は多分来賓と私だけだったでしょうね・・・地元の人だけの小さなくんちですがこの先もずっと続いて欲しいですね

立神地区・桜谷神社の「立神くんち」

開催場所:櫻谷(桜谷)神社・・長崎市東立神町 
    お旅所:立神公園・・長崎市立神町17
開 催 日 :11月3日(固定)雨天の場合は不明

この「立神くんち」に行くまでは立神町というのが存在しないということを知りませんでした・・・あるのは西立神町と東立神町なんですね

立神くんちは桜谷(櫻谷)神社で行われるのですが「階段が多いのでいくのは大変ですよ」と地元の人に脅かされているのでいまだに参拝したことはありません^^;

立神くんち01
ここが「立神くんち」のお旅所である「立神公園」ですがまだ時間が早いので閑散としています・・・その時「ただいまお神輿はXXXを移動中です」というアナウンスが聞こえました。
場所が良くわからなかったので公園内にいた役員の人に聞いたら「小学校のほう」と道路を指差して教えてくれたのでそっちに向かうことにしました

立神くんち02
歩いたのは西立神町と東立神町の境界の道路かな?神社庁長崎支部の「櫻谷神社」の紹介にはいまだに「長崎市立神町189番地」となっているのはいつの話なんでしょうか?

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途中で見かけたのが旧・立神小学校の跡地・・・土地が少ない長崎市内のあちこちにある学校の跡地は有効活用できないのでしょうか(ここに長崎県庁を移転するとか^^;)

立神くんち03
坂をだらだらと上がり続けてやっとお神輿らしき姿が見えてきました


立神くんち03-4
庭先回りをしてここで休憩しているみたいですね・・・上がってきた坂の途中途中にはお神輿を待っている地元の人たちがいましたがまだ時間が掛かりそうです(^^)

>>>>>以上は2012年の記事ですが2010年にも行ったのです

立神くんち01
木鉢から長崎市内方面に向かうとすぐに立神がありますが町内の「お知らせ」掲示板に「立神くんち」の文字がありました。

立神くんち02
三菱造船所の向かいにある立神公園が「お旅所」になっているらしく奉納の踊りが行われている舞台上にお神輿が休んでいました(^^)

立神くんち03
本来は桜谷神社に行くつもりだったのですが地元の人に道を聞くと「石段を300段以上上がらなければいけないからきついよ」と言われ・・・普段なら平気なんですが今日はすでに346段の神崎神社のほか150段くらいの木鉢神社やその他いろんなところで石段を上がってきたので神社は次回に持ち越し^^;

立神くんち04
奉納は舞踊だけでなくいろいろ行われていましたがフト目に付いたのが先刻木鉢で目にした「龍踊り」の人々・・・話を聞けば「西泊中学校」の龍踊だそうであちこちから出演依頼を受けているとのことだそうです。

若草町の八幡神社で「城山くんち」

私が子供の頃は「城山町」だったのですが現在は若草町にある八幡神社でも毎年「くんち」が行なわれています

八幡神社01
ここが若草交番の隣にある八幡神社です

八幡神社01-2
ここでは毎年10月第2土日の二日間「城山くんち」こと「八幡神社大祭」が行われるのです

八幡神社02-2
約半世紀振りくらいに足を踏み入れましたが境内では地元の人たちによる歌や舞踊が奉納されていました

八幡神社03
せっかくなので本殿に参拝しました

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隣には稲荷社もあり小さな狐の置物が多数奉納されています

八幡神社05-1
車で城栄町商店街を通っていると町内を練り歩く神輿を発見!

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各商店を回って「花」を貰っているんですね、やはり立派な「くんち」です

福田地区大浜町・大浜稲荷神社の「大浜くんち」

長崎市に住んでいる人でもほとんど知らないでしょうが、福田地区の大浜町にも「くんち」はあります
それが大浜町「大浜稲荷神社」で毎年11月3日に行なわれる「大浜くんち」です

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午前10時過ぎに訪れると鳥居の前にはお神輿を担ぐであろう子供たちが集まっていました

大浜くんち03
これが「大浜稲荷神社」の鳥居です・・・この「大浜稲荷神社」をネットで検索しても私の「正しい休日の過ごし方」での記事しかヒットしません^^;

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これが拝殿です中では神事が行なわれていましたその手前にある「大浜公民館」では挨拶や奉納の舞踊などが行なわれるみたいです

大浜くんち01
公民館前の公園には子供たち向けにいろんな出店が用意されていますホント地元の人たちの親睦を深めるための催しになっていますね・・・この後場所を移動したのですが1時間くらいして近くの道を車で走っていると「子供神輿」が練り歩く姿を見かけました

「郷くんち」のカテゴリを追加しました^^;

「正しい休日の過ごし方」で郷くんちのレポートを書いていましたが、同じ日にいくつも開催されることが多く個々に書いていたらなかなか新しい記事に進まないのでこれからはなるべく1回の記事の中で紹介することにして各郷くんちの詳細はこちらで書くことにしました
当然写真も多くなるし更新は今まで以上に遅くなると思いますがまぁそれほど人気があるシリーズじゃないですしね^^;
ただし地元を離れて懐かしむ人がいると嬉しく思うのでなるべく早目にアップするようには心掛けます

ちなみに郷くんちとは主に長崎市内で開催されている各神社の秋の例大祭のことで地元では「○○くんち」と呼ばれているお祭で「長崎くんち」が町くんちなのに対して「郷くんち(里くんち)」と称されています
あくまでも私の考えですが何を持って「郷くんち」というかの基準は第一に神社の主催であることであり、地元住民が参加してお神輿巡業や奉納踊りが行われるということもありますが何より重要なのは地元の人が「くんち」と呼んで開催を楽しんでいるという点にあります

だから以前はともかく現在は関係者だけによる神事のみになっているのは除外しています

次の記事で現在も行われているであろう郷くんちの一覧を書きますね
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