長崎ぶらぶら・・・観光客が行かない長崎

長崎市内にあるお寺や神社さらには公園と市場・・・メインは「長崎四国八十八ヶ所霊場」の紹介です

長崎のお寺

長崎西国三十三ヶ所・第1番霊場 清水寺

前の記事では「長崎四国八十八ヵ所霊場」として「長崎山 清水寺」を書きましたが、ここは「長崎西国三十三ヶ所霊場」の第1番札所でもあるのです

清水寺03
本殿の裏に回ると派手な色をした廟がありますが

清水寺2013・05-3
ここに祀られているのが如意観音で「長崎西国一番」の文字が見えます
ちなみに清水寺のご本尊は開祖である慶順僧都が京都清水寺より奉持してきたといわれる「千手観音」です

清水寺10-3
その脇にある石段を上がると

清水寺2013・06
先ず目に付くのは「瑞光石」と名づけられた巨石
お寺のHPによると
寺院建立の達成を千手観音に祈願していた慶順僧都が、東の方角に白く輝く雲のようなものが立ち昇るのを発見。不思議な場所で光を発していた大石が、現在も本堂の裏手に残されています。慶順僧都により瑞光石と名付けられ、清水寺を開いた後も光を放っていましたが、第四代瑞桂が「瑞光明」の文字を刻んだ後、光らなくなったと伝えられています
と紹介されています

清水寺03-5
これはその先にある石仏群の以前の光景ですが

清水寺2013・06-2

清水寺2013・06-3
現在赤い涎掛けは外されて新たに説明板が設置されています

清水寺10-1

清水寺03-3
石段を下り再び本堂の裏手を進むとこちらにもいろんな石仏が並んでいます

第16番・長崎山 清水寺

長崎市鍛冶屋町8-43

ビール電車に乗ったら参加されていた方から「最近更新していませんね」と指摘されました^^;

「清水寺」というとほとんどの人が京都の「清水の舞台から飛び降りる」清水寺を思い浮かべるでしょうが、長崎市民にとってはここ「清水さん」を指します

清水寺2013・01
石門をはじめ石だらけの外観です

清水寺2013・01-2
ここは大師堂・・・宝暦10年(1760)に建立された大師堂は、木造瓦葺・単層入母屋造・三十三坪の畳敷きの建物だとか

清水寺2013・01-3
そしてこれが5年をかけて大改装された後に国の重要文化財に指定された本堂です
お寺のHPによると
「建物全体を解体し行われた修理では、調査検証も実施され長崎清水寺の本堂が非常に特徴のある建物であることが確認されました。中でも、周囲を開放する本堂の形や、仏堂を彩る絵様のモダンなデザインなど、伝統的な日本様式に最先端の中国様式の多くが織り交ぜられていることは他の仏堂には見られないもの
」だそうです

清水寺05-2
この鐘楼にある梵鐘は長崎最古だそうで長崎市指定文化財になっています

清水寺2013・04
石段を下ったところにあるのは

清水寺2013・04-2
有名な「奇縁氷人石」・・・江戸時代には迷子探しや男女の縁結びに役立てたとされています

清水寺2013・04-3
その奥にある「聖天堂」ですがご本尊は夫婦和合の神として名高い「歓喜天」だそうです・・・残念ながら秘仏なので一般に公開はされていません

清水寺2013・04-5
でも奉納されている大根は何でしょう?

清水寺2013・04-6
これはその聖天宮の片隅に鎮座している「びんつる(賓頭盧)さん」です

清水寺04
建物の一番下にいつもの案内板はあるのですが「八十八ヵ所霊場」の看板が無いなと思っていると

清水寺2013・03-4
何とお札などを販売しているところの奥に置かれていました・・・あらためてここが「長崎四国八十八ヵ所霊場第16番札所」の「長崎山 清水寺」です

清水寺2013・03-3
そのすぐ近くにあった「百八観音霊場」とは今まであまり聞いたことがありませんね

清水寺2013・03-2
何でも今年の4月に従来あった「中国観音霊場、四国三十三観音霊場、九州西国霊場」の3霊場が手を結び「日本で最初の百八観音霊場」になったそうですね

清水寺の記事は次にも続きます^^;

第2番・正覚山中道院 大音寺

長崎市鍛冶屋町5-87

寺町から行くと鍛冶屋町のスクランブル交差点の手前にある路地を入ったところにあります

大音寺01
これが晧台寺、本蓮寺(筑後町)とともに長崎三大寺といわれる浄土宗の寺院「正覚山中道院大音寺」ですが多くの歴史的遺物は火災のために焼失したそうです

大音寺01-2

大音寺01-4
長崎四国八十八ヶ所第2番霊場となっています

大音寺01-3
慶長19年(1614年)伝誉が開創したお寺で寛永年間にこの場所に移設したそうですが以前あった場所は中央公園近くの「大音寺坂」あたりだったのでしょうね

大音寺03
階段の途中にある山門には

大音寺03-2

大音寺03-3
左右に仁王様・・・じゃないみたいです

大音寺03-8

大音寺03-7
裏側にもそれぞれ1体づつありますからこれは四天王なんですね

大音寺02
敷地内は多くを火事で失ったみたいですが石門は残っています

大音寺02-2
この石門の奥には

大音寺02-3
何と大きな亀が・・・

大音寺02-4
でも上に石塔を載せているということは竜王の子供である「贔屓(ひいき)」でしょうね→ウィキペディアによるとこれは「亀趺(きふ)」になるのかな?
ちなみに竜の子供は「竜王九子」といって9匹いるのですがその中でよく目にするのは「蒲牢(ほろう)」といって梵鐘を吊るす部分の竜頭になっています
なおこの「贔屓」の上に載っている「碑文」を全文を読解すると亀が動き出すという伝説があるそうです

大音寺05
本堂はやけに新しいですね

大音寺04-2
この石段を上がると歴代の住職の墓や市指定天然記念物の「イチョウの木」などがあるそうです

大音寺04-3

大音寺06
ここはフェデラー号事件で責任を取って切腹した「松平図書頭」の墓地ですが彼を祀った祖霊社というのが諏訪神社にあります

大音寺05-2
この建物にもちょっと興味が湧きますね

第49番・海雲山 皓台寺

長崎市寺町1-1

以前書いた記事から写真は消えるし「続きを見る」まで表示されるようになったので書き直すために再度行ってきました

鍛冶屋町から寺町に入ると最初にあるお寺です

皓台寺0
ここが「晧台寺(正式名称は海雲山普昭晧台禅寺)」ですちょうど「紫陽花まつり」の時期だったので境内にはアジサイが飾られていました

皓台寺01
県指定有形文化財である「山門(総門)」から入ると

皓台寺01-2
正面にあるのが本堂みたいに見えますがあれは「大仏殿」で本堂はここから左に行った場所にあります

皓台寺03
本堂の前の山門(仁王門)も長崎県内に現存する社寺の門としては最古とされ県指定有形文化財になっています

皓台寺03-2

皓台寺03-3
左右には仁王様が配置してありますがこんなに表に顔を出しているのは珍しいですね(^^)

皓台寺03-4
これが「海雲山 皓台寺」の本堂です・・・ちなみに左手には「皓台寺幼稚園」があるので本堂前は園児の遊び場になっています

皓台寺03-5
この鐘楼にある梵鐘は長崎市の「市指定有形文化財」になっています・・・・歴史があるだけあって晧台寺には文化財がたくさんあり裏山にも指定されている墓地がいくつもあります


皓台寺04
ここが大仏殿ですが2~3年前にも改修工事が行なわれていましたね

皓台寺04-2
その大仏殿の中には当然のことですが「大仏(昆慮舎那仏)」が鎮座しています・・・高さ3.4mで(多分)長崎唯一の大仏です

皓台寺05
隣の坂は「幣振り坂」ですね

皓台寺06
敷地内にあるお堂ですが

皓台寺06-2
ちょっと変わった仏像(?)が飾られています・・・観音様でしょうか赤ちゃんに母乳を与えています

皓台寺02

皓台寺02-2
その裏手にも古き仏像が安置されています

海雲山皓台寺03
ここも長崎四国八十八ヵ所霊場の49番札所です・・・さっきのお堂がかなり気になりますね^^;

第88番・東雲山 浄安寺

長崎市寺町5-14

寺町通りを伊良林方面から行くと三宝寺と興福寺の間にあります

浄安寺01
先ず眼に入るのが入口の山門の上にある鐘楼・・・他ではあまり見かけませんね

浄安寺02
中に入るとすぐにある本堂・・・寛永元年(1624)唐津の僧・誓誉が草庵を結んで開蒼庵としていたが、後に一寺を建て浄安寺の寺号を得たそうです(「ナガジン」より)

浄安寺02-2
手前にある柱に施された白い龍の彫刻も独特ですね


浄安寺03
本堂の脇にある石段を上がると

浄安寺03-2
お堂がありますが

浄安寺03-3
ここが長崎四国八十八ヵ所霊場第88番札所になっています

浄安寺03-4

浄安寺03-5
敷地内には古い石仏が点在しています

浄安寺04
先ほどの山門を寺側から見ると鐘が良く見えますね

第82番・瑞光山 永昌寺

長崎市玉園町4-60

長崎歴史文化博物館からお寺が並ぶ筑後通りに入ると一番手前にあるお寺です

永昌寺01
正保3年(1646年)に晧台寺晧伝法一祖一庭融頓が法嗣の洲山泉益と共に、平戸道喜の妻より寄進された場所に長崎奉行の許可を得て創建したそうです

永昌寺02
これが曹洞宗の寺院で長崎四国八十八ヶ所霊場第82番札所「瑞光山 永昌寺」です

永昌寺03
このちょっと変わった扁額・・・新しそうですけど「斎観」って何でしょう?

永昌寺04
歴史あるお寺なので敷地内には墓所も多数ありますし

永昌寺04-2
石仏もいろいろ鎮座しています

永昌寺04-4
この「弘法大師霊場」という碑もあちこちで眼にしますね

第73番・天長山 太平寺

長崎市浪の平町3-22

2年前くらいに一度訪れたのですが記事にする前に画像が消えてしまったので改めて行ってきました

浪平01
市内から戸町方面に行く国道499号線の戸町バイパスに入る手前に見えます

浪平01-2

浪平01-3
国道沿いにある石段を上がると

浪平01-4

浪平01-5
これが長崎四国八十八ヶ所霊場の第73番札所である「天長山 太平寺」です
晧臺寺のHPによると「江戸時代に水害や火災で窮乏し、維持が困難になった玖崎寺を譲り受けた浄泉院四代の盧山浙江が、 寛永3年(1750)、晧臺寺末寺として改ざん、山寺号を天長山太平寺と改称しました」とあります

浪平01-6
たまたま中を見ることができました

浪平01-7
小さなお寺ですが梵鐘もあります

浪平01-8
階段脇に佇む古い石仏

第23番・宝珠山 萬福寺

長崎市旭町23-27

国際墓地で有名な稲佐の悟真寺から坂道を下る途中左側にあります

宝珠山萬福寺02
普段良く通っている道ですがこんな所にお寺があるとはなかなか気づきませんね^^;

宝珠山萬福寺01
ここが第23番札所の「宝珠山萬福寺」なんですが一覧では「延命寺別院・萬福寺」と表記されている場合が多いですね 

宝珠山萬福寺03

宝珠山萬福寺04
寺院内は新しくて管理も行き届いているみたいでした

宝珠山萬福寺05
敷地は狭いのですが庭もあります

最近HPで長崎四国八十八ヵ所の案内をしていますね(^^)
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