長崎市下大野町2619番地

今は長崎市に編入された外海町神浦の旧外海町役場跡にある「霧氷酒造」の前の山道を上がっていくのですが「この道で大丈夫かな」と思うくらい狭い山道が続きます

教会01-2
だから突然集落が現れるとホッとするかもしれませんね・・・琴海町や西海町に抜ける道がこの上を通っているので私は4~5年前に通ったことはありますが大野教会に寄るのは初めてです

大野教会02
集落の奥の方からちょっと左手に上がった場所にあるのが「大野教会」ですがちょっと見た感じは教会には見えません

大野教会02-2
正式には「大野教会堂」というみたいです・・・「ド・ロさまそうめん」にその名を残す「ド・ロ神父」が明治26年に建てた巡回教会で2008年に国の重要文化財に指定されています

大野教会02-3
文化庁の「文化遺産オンライン」では
大野教会堂は、大浦天主堂から外海地区の主任司祭として赴任したマルク・マリ・ド・ロ神父が、明治26年に建設した巡回教会である。教会堂は、会堂部と司祭室部からなり、会堂部の周囲に、割石を漆喰で固めた「ド・ロ壁」と呼ばれる壁体を築き、小屋は木造キングポストトラスとする。
大野教会堂は、数少ない巡回教会の遺構例であり、巡回教会の規模、会堂構成を知るうえで高い歴史的価値が認められる。 また、「ド・ロ壁」、キングポストトラスなど、ド・ロ神父の建築技法が典型的に示されており、重要である。

と紹介されています

大野教会03-2
これが地元の石を使って作られた「ド・ロ壁」でしょうね

大野教会03-1
教会のシンボルである十字架もささやかです^^;

大野教会04
現在は年に1度秋のみにミサが行われる時以外は扉も閉められていますが入口のガラス戸の1枚が透明なので中の様子を見ることが出来るようになっていました・・・教会の内部の写真は多分初めて載せるのじゃないかな?

大野教会04-2
教会堂に比べると横にあるマリア像がやけに新しく見えましたがこちらは教会設立100周年記念として出津教会の信徒によって建てられたみたいです・・・そういえば今年で120周年なんですね